コンピュータグラフィックス製品などの販売やコンサルテーション事業を手がけるテクノロジー・ジョイント(TJC、鉛谷貞治郎社長)は、動画編集ソフトウェアを開発する独メインコンセプトAG社(マーカス・ムニークCEO)と提携し、メインコンセプト社の製品を国内およびアジア地域で販売していく。
動画編集ソフトを販売
製品の日本語版については、メインコンセプト社と共同で開発する。今年早々に第一弾の製品としてビデオ編集ソフトウェア「メインコンセプトEVE」を、TJCの子会社エルザジャパンの製品にバンドルして発売する計画。ほかのメインコンセプト製品についても、順次日本語化を図っていく。
アジア地域での販売も視野に入れており、台湾に子会社「TJC Asia Pacific」を今年3月までに設立する予定。台湾をはじめ、中国や韓国、香港、オーストラリアまでビジネスを広げていく。
当面は、OEM(相手先ブランドによる生産)やバンドルを中心に拡販していく。鉛谷社長は、「家電メーカーやDVDメーカー、ゲームメーカーなどの新規パートナーを開拓していく」と意気込む。
メインコンセプト社のムニークCEOは、「TJCと組むことでアジア地域での販売展開が可能となった。日本では、DVD関連製品などが優れており、動画への関心が高いため、ビジネスが拡大することに期待している」と強調する。
TJCでは、2003年度に3億円の売上高を見込んでおり、05年度に50億円の売上規模にまで引き上げる構えだ。
テクノロジー・ジョイントのアドレスは
http://www.tjc.ne.jp/。メインコンセプトAG社のアドレスは
http://mainconcept.com/。エルザジャパンのアドレスは
http://www.elsa-jp.co.jp/。