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ベルカナダ 公衆電話をホットスポット化

2003/02/17 19:12

週刊BCN 2003年02月17日vol.978掲載

 現在はあまり活用されなくなってしまった街角の公衆電話をWiFiのホットスポットとして蘇らせようとする企画が、ベルカナダと米サンディエゴのインコード・テレコムの手によって進められている。

 「AccessZone(アクセスゾーン)」と呼ばれるこの新製品は、シスコの1200 AP、アルカテルのADSLモデム、および既存の電話回線を活用する3MbpsのDSLで構成されている。昨年12月から無料による公開試験運用がスタートしており、試験利用者からの反応はまずまずのようだ。

「電話回線がすでに敷設されていることや公衆電話の既存配置そのものがホットスポットには最適だ」と関係者は語っており、すでに米国からたくさんの問い合わせや実際の訪問依頼が舞い込んでいる。

 ベルカナダは、試験運用のなかで今後どのような課金体系を運用していくかを見極めたいとしている。公衆電話のホットスポット化の動きは、今後世界的な広がりへと発展していく気配を感じさせる。
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