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シーアールアイ 営業分析ソフトが好評

2003/04/07 19:17

週刊BCN 2003年04月07日vol.985掲載

販売代理店を強化へ

 シーアールアイ(CRI、戸塚正康社長)は昨年11月に発売した営業分析ソフト「GRAPHKA(グラフカ)」が、低価格で高度な分析ができると好評なことから、販売代理店の強化に乗り出す。

 同ソフトは企業が蓄積している営業や販売、商品、資材に関するデータを簡単な操作でグラフ化でき、多様な視点から分析して問題点を浮き彫りにすることができる。従来は、高価なデータマイニングソフトやCRM(顧客情報管理)ソフトが必要だったが、同ソフトは1ライセンス25万円という低価格で、これらとほぼ同等の機能を実現した。

 エクセルと同じCSVファイル形式を採用し、ほとんどのデータベースから出力ができる。グラフ化機能としては、一般的なABC分析やZチャートに加えて、成長率やシェアを一覧で示すポートフォリオ機能も備える。ポートフォリオ機能は、時間の推移とともにその軌跡を追えるため、専門知識がなくても分析ができ、評価が高いという。

 昨年11月の同ソフト(Ver.4)発売以来、低価格にもかかわらず高度な分析ができることが評判を呼び、すでに300ライセンスを販売した。

 戸塚社長は「グラフカはエンジンであり、カスタマイズも容易にできる。これまでの代理店からは付加価値をつけて販売できる点が評価されている」とし、今年は新規代理店の開拓を積極化させる。
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