ソリューション営業本部を設置

 蝶理情報システム(森本逸男社長)がEC/EDI(電子商取引/電子データ交換)トータルサービスの提供に注力している。受託とパッケージ販売双方のノウハウを生かし、製造業や流通業での需要を増やしていく。昨年度(2003年3月期)は、企業のIT投資抑制の影響で減収減益の見通し。今年度は提案型のシステム提供の強化で対前年度比10%増の売り上げを見込む。

 同社は、大阪を本拠地とするシステムインテグレータ。91年に東京支社を設置、現在では東日本での顧客が90%以上を占める。

 昨年度は、大阪地域で大型の案件を獲得し、西日本のビジネスが好調に推移、同地域の売上比率が40%以上に達した。だが、先行き不透明な経済状況により、企業がIT投資を抑制する傾向が高く、昨年度の業績は減収減益の見通しだ。

 島田俊彦専務は、「企業はシステムを限界まで活用し、IT投資を抑制する傾向にある。しかしその一方で、製造業や流通業でインターネットを活用したEDIシステムを構築したいというニーズが高い」と語る。今年度は、EDI分野におけるトータルサービスの強化で需要を増やしていく。

 EDI関連の製品では、インターネットEDIを統合的に管理する「Dex Business Server(デックス・ビジネス・サーバー)」やEDIから社内のファイル転送までを一元管理する「デックスⅡ」、全銀TCP/IP手順に対応したファイル転送システム「全銀TCP通信プログラム」、任意のアプリケーションやバッチファイルの実行が可能な「データ監視プログラム」、形式が異なるデータやファイルフォーマットの相互変換ツール「FleXML(フレックス・エム・エル)」などを提供している。

 これまでは、受託開発を中心とした顧客が大半を占めるが、「パッケージ販売と受託開発双方のメリットを生かして顧客のニーズにあったシステムを提供できることが強み」と強調。このほどソリューション営業本部を設置し、業務調査からコンサルティング、システム開発、システム構築、サポートまでを一貫して提供できる環境を整えた。

 今年度の売上高は、「EDI分野のビジネス拡大で、前年度比10%増の売り上げを目指す」と意気込む。