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ソフトバンク 流通事業も減収減益に

2003/05/12 19:20

週刊BCN 2003年05月19日vol.990掲載

 ソフトバンク(孫正義社長)は、2002年度(03年3月期)の連結決算を発表した。

 売上高は前年度比0.4%増の4068億9200万円、営業損益は919億9700万円の赤字、経常損益は1098億800万円の赤字、最終損益も999億8900万円の赤字と、大幅な減益となった。

 しかし、孫正義社長は強気の姿勢を崩さず、「ブロードバンド・インフラ事業の先行投資により赤字経常となったが、ブロードバンド以外の事業は営業利益で黒字化を達成しており、連結フリーキャッシュフローは大幅に増加し、純有利子負債は前期に引き続き圧縮した」とプラス面をアピールした。

 セグメント別売上高では、パソコン流通事業を含めたイーコマース事業は、前年度比6.4%減の2660億8600万円、営業利益は同23.1%減の24億6600万円となった。売り上げ減の要因として、前年度にあったマイクロソフト製品の販売がなかったこと、ウイルス対策ソフトの売り上げ減をあげている。
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