ソフトウェア開発のパーソナルメディア(泉名達也社長)が4月15日に発売したトロンOS「超漢字4」搭載のノートパソコンが、発売開始からわずか2日間で約100台を完売した。

 19万8000円の価格でウェブショップだけの通信販売だったが、初心者でも簡単に使えるよう同OSをプリインストールしたことで、「予想以上の効果が出たようだ」(柏信行・営業本部営業部統括営業部長)という。

 同社はこれを受けて6月2日、後継機「超漢字ノートT2」(標準価格21万9800円)を発売したが、数千台程度の売り上げを見込んでいる。

 同OSは1999年に初代バージョンを発売以来、これまでに店頭などで約25万本の販売実績がある。「超漢字」はトロンの一種である「BTRON3」仕様のOSパッケージで、150万もの文字を取り扱えるOS「B-right/V R4」を中核とした統合ソフトでもある。

 日本、中国、韓国、台湾など多くの言語や文字コードに対応し、諸外国の各種文字や記号など約17万字以上の文字を搭載。ウィンドウズでは外字登録しなければ使えない特殊な異体字なども使えることから、人名を扱う官公庁や自治体関係者、学校の先生などに多く使われている。

 また、同OSとウィンドウズXPプロフェッショナルにハードディスクを約8GBずつ割り当てているため、いずれかのOSを選択して利用できることから、汎用的にも広がっているという。

 4月に発売したプリインストール版は、松下電器産業のハードウェア「レッツノートCF-R1N」をベースにして同OS用にカスタマイズした。「超漢字はパソコンOSとしての認知度がまだ低いので、初心者向けにプリインストール版を販売した」(松為彰・取締役企画本部本部長)ことが好結果をもたらした。

 同社によると、4月に発売した機種の後継機情報を待っていた顧客は5000人以上に上るという。今回は、6月30日までに注文した全ユーザーに“生きている象形文字”「トンパ文字」を利用できるフォントデータ「超漢字トンパ書体」をプレゼントする。