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IAFコンサルティング 管理会計分析パッケージを投入

2003/06/16 19:23

週刊BCN 2003年06月16日vol.994掲載

 アイエイエフコンサルティング(IAFコンサルティング、伊藤彰英社長)は、今年度(2004年2月期)の新規事業として管理会計分析パッケージを投入し、今年度の売上高で前年度比15%増の3億5800万円を目指す。

今年度売り上げ15%増見込む

 同社は伊藤社長をはじめ、山一情報システム出身のメンバーが98年3月に設立した。データベース関連コンサルティング、ソフトウェアプロダクトの開発・販売を行う。現在、IPO(株式公開)を目標に事業拡大を進めている。

 今年度は、これまで進めてきた(1)データベース関連のコンサルティング事業、(2)ビジネスインテリジェンス(BI)パッケージソフトの開発・販売、(3)証券マーケティング分析、CRM(顧客情報管理)データの分析などで活用するためのビジネステンプレートの企画・開発――の3事業に加え、管理会計関連の分析ツールを投入する。

 発売時期は、「現時点では最終確定していないが、夏から秋にかけて」を予定している。

 製品の特徴としては、「現在の一般的な会計システムは、BS(貸借対照表)やPL(損益計算書)の算出を主目的にしているため、経費や間接費がどれくらい使われているのかといった細かい部分にフォーカスし、分析していくツールがない。当社ではERP(基幹業務システム)の会計業務からこぼれるデータの分析を行うツールを提供し、経営者にどの部分の経費削減を行っていけば良いのかなどのフィードバックができる仕組みを作る」(伊藤社長)という。

 経費などのデータの分析については、「経営者が求めるデータを素早く提供していくためには、エクセルのような汎用的なツールでは時間と手間がかかってしまう。専用ソフトの存在価値がある」と見ている。
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