同市場でシェア30%目指す

 SAN(ストレージエリアネットワーク)スイッチおよびネットワーク管理ソフト開発のマクデータ・ジャパン(川西文二代表取締役)が中小企業の顧客獲得に力を入れている。昨年は10%以下だったミッドレンジおよびローエンドにおける国内SANスイッチ市場のシェアを、今年は30%まで引き上げる構えだ。これまでは大企業向け販売が大半だったが、中小企業向け製品をこのほど発売。販売パートナーを増やすことにも意欲を示す。

 マクデータ・ジャパンの販売パートナーは、ネットマークスと兼松エレクトロニクスの2社。「この2社との連携をさらに深めるとともに、中小企業を顧客にもつシステムインテグレータのパートナーを増やす」(川西代表取締役)という。

 同社が中小規模向けに提供しているSANスイッチ「スフェリオン」シリーズと、SANを管理するソフト「サンナビゲーター」シリーズをベースに、システム販社がもつソフトを組み合わせ、「ソリューションパッケージとして提供する」としている。

 昨年は、国内におけるミッドレンジおよびローエンドのSANスイッチ市場で「9.4%のシェアだった」という。そんな中で昨年末に中小規模向けのSANスイッチ「スフェリオン4500」を発売。今年6月末の時点で、「市場でのシェアが20%まで増加している」と自信をみせる。

 パートナー企業を増やすことで、「今年は30%までシェアを引き上げる」と意気込む。

 同社では、EMCや日本アイ・ビー・エム(日本IBM)、日立データシステムズ、サン・マイクロシステムズ、日本ヒューレット・パッカード(日本HP)、ストレージ・テクノロジー、デルコンピュータなどへのOEM提供がビジネスの主流となっており、売上高の約90%を占める。

 大手メーカーとのパートナーシップにより、「ハイエンドのSANスイッチ市場では90%以上のシェアとなった。パートナーとの連携を一層深めることで、このシェアは引き続き維持していく」と強調する。

 加えて、「ハイエンドでのシェアを拡大したノウハウを、中小規模市場でも生かしていく」としている。

 ワールドワイドにおける日本法人の売上比率は4%前後。新規需要の開拓で、「今年度は5%に引き上げる」と話す。