電子書籍と映像配信を融合へ

 アルファブリッジ(大澤善雄社長)は、電子書籍や映像配信を組み合わせたブロードバンド・マルチメディア制作を本格化する。同社は、もともと、映像などのコンテンツを自動配信するサービス「PuCa(プーキャ)」を手掛けており、これに電子書籍(イーブック)の技術を新しく加える。

 同社では今年2月から電子書籍への対応を進めており、先行導入企業として通販会社や出版社など約30社から受注を得た。

 顧客企業が発行する既存の紙媒体をアルファブリッジが電子書籍化し、パソコン上で紙媒体のページをめくるようなイメージに加工。顧客企業は通常のウェブと同様、閲覧ログを解析することで読者調査ができる。

 武内大・代表取締役専務コンテンツ営業部長は、「ここ数か月の先行営業で、電子書籍に対する需要の大きさを感じた。今後は、PuCaと電子書籍とを組み合わせたブロードバンドマルチメディアコンテンツの制作に力を入れる。電子書籍事業では、今年度(2003年12月期)末までに計100社から受注を獲得する」と話す。

 今年度の売上高は約4億円、うちPuCa事業は約3割、電子書籍などコンテンツ制作が約6割、その他1割が占める見通し。今後は、現在約5万世帯に普及しているPuCaを今年度末までに10万世帯に増やす。

 05年度(05年12月期)にはPuCaを100万世帯まで普及させ、売上高を30億円に高める計画。電子書籍はコンテンツ制作の重要な位置を占める見込み。