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日本SGI ストレージ事業が好調

2003/07/14 19:28

週刊BCN 2003年07月14日vol.998掲載

 日本SGI(和泉法夫社長)のストレージ事業が好調だ。 ストレージ製品全体の低価格が進んでいるなか、同社がもともと強い放送局や研究所など大規模なデータ向けに受注数を増やしているという。

専門部署新設が奏功

  「昨年度に比べ倍以上の売り上げを達成している」(杉山琢保・ソリューション営業推進本部ストレージソリューションコンサルティングシニア・マネージャー)と胸を張る。

 今年4月にソリューション事業の強化を目的に組織を変更。「ソリューション営業推進本部」を新設し、ハードの販売だけでなく、コンサルティングや保守サービス事業の強化を打ち出した。

 22種類のソリューションパッケージを揃える中でストレージ事業をとくに重視し、専門部署も設置しメニューを拡大してきた。この結果「サーバーの付加製品という位置づけでの営業展開にとどまっていた」状態から脱却した。

 さらに「ファイル共有システム技術など、ストレージベンダーの製品に負けない優れた技術をもつ」というように技術的に差別化したことも好調の要因だという。今後も、ソリューションパッケージを順次拡大していく予定で、今年度はストレージ事業で前年度比3倍以上の売り上げを見込む。
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