ガルフネット(石川純一社長)は、流通業向けITプラットフォーム事業が好調で、今年度(2003年9月期)の売上高が前年度比5%増の20億円となる見通しだ。利益については、「昨年度は赤字だったが、今年度は黒字に転換する」(石川社長)と自信をみせる。

 同社は、流通業を対象にネットワークや基幹業務、金融、アプリケーションなどのシステム構築を手がけており、「チェーンストアが抱える問題点を解決し、経営リソースを改善するシステムを一括して提供できる」ことが特徴。基幹業務の運営・管理や売上分析などを請け負うアウトソーシングも行っている。顧客企業は約90社、導入店舗は2万店以上になる。

 石川社長は、「売り上げが100億円以上の企業であれば、自社でシステムを構築する場合、開発期間が1-2年、投資額が2-4億円となる」と指摘しており、「当社では、システム全体の65%をパッケージで提供し、残りの35%を顧客に応じてカスマイズするため、導入期間が大幅に短縮できる。投資額は、2分の1から4分の1に縮小することが可能だ」と話す。

 金融分野では、売上現金回収サービス「CAPS」を提供。同サービスは、データ通信機能付入金機を導入企業の店舗内に設置する。入金機にレジの現金を入れるだけで自動的に現金集計を行い、データを送信する。このデータに基づいて、警備会社が現金を指定口座に入金するサービスもあり、より迅速に資金化できる。今年8月上旬の時点で5社程度が導入している。