タブレットの新興メーカーであるピー・アクティブ(陳建財社長=写真)は、教育市場での拡販を図っていく。また、タブレット需要拡大には製品にバンドルするソフトが必要だとして、ソフトウェアメーカーとの提携に力を入れていく。今年度(2003年12月期)の売上高は3億円、利益面でも単年度黒字を目指す。市場シェアは「10%を獲得する」(陳社長)と意気込む。来年度にはタブレット機能付キーボードの発売も計画している。

 陳社長は、「他社の3-4割程度安い製品を提供し、用途に応じたタブレット活用の必要性を訴求していく」としており、低価格を武器に需要開拓を図っている。低価格化は、親会社である半導体メーカーの台湾ユートロンから部材を調達することで実現した。顧客のターゲットは15-25歳が中心。アニメ作成ソフトや地図ソフトなどをタブレットにバンドルして販売することを視野に入れ、さまざまなソフトウェアメーカーとの提携に力を入れている。その成果の1つとして、教育市場向けに漢字学習ソフトをバンドルした製品を昨年秋に発売。直販を中心として拡販を図る。

 今年度の売上高は約3億円を見込む。利益については、「昨年度は赤字だったが、今年度は黒字を達成する」見通し。タブレット市場は、大手メーカーのワコムが他社を寄せ付けない圧倒的なシェアを獲得している。そんななか、ピー・アクティブは「今年度中にシェア10%を獲得する」ことを目指していく。同社の設立は01年9月。タブレットをはじめ、マウスやUSBカードリーダなどを開発する周辺機器メーカーだ。タブレットでは、8インチサイズの「XP-8060A」をこのほど発売した。今後は、「タブレットの新市場創出」を目標に、タブレットを埋め込んだキーボードの発売を計画している。同製品は、「教育市場向けに、テストマーケティングで提供しており、好評だ。本格的な市場投入は来年度を予定している」という。