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コンピュータ・アソシエイツ アークサーブで災害復旧を簡素化 来年早々に新バージョンを発売

2003/09/29 19:32

週刊BCN 2003年09月29日vol.1008掲載

 コンピュータ・アソシエイツ(三ツ森隆司社長)は、バックアップ製品「ブライトストア・アークサーブ・バックアップv10」を来年早々に発売する。

「新バージョンは、アプリケーションレベルのディザスタリカバリ機能を搭載し、知識がなくても災害復旧が可能な製品になる」(米国本社のマルコ・コルター・ブライトストア担当ディビジョナルバイスプレジデント)という。

 「アークサーブ」は、日本市場で中小企業の顧客を獲得するための主力製品。コルター・ディビジョナルバイスプレジデントは、「中小企業は、シンプルな機能で、エンタープライズと同等の性能を求めている」として、新バージョンで中小企業ビジネス拡大を一層加速する。

 ストレージ市場については、「米国では、大手企業を中心にSAN(ストレージエリアネットワーク)が普及しているが、日本ではNAS(ネットワークストレージ製品)が多い。しかし、ここ1-2年でSANへの移行が進んでいくのではないか」とみている。

 同社では、SAN構築を簡素化する「ブライトストアSANデザイナー」と、ストレージ資源の分析を行う「ブライトストア・ストレージ・リソース・マネージャー」の2製品を組み合わせて、「ブライトストア・ストレージ・アセスメント・パック」としてパッケージ化した。

 さらに、「SANデザイナー」および、SANインフラの可用性を最適化する「ブライトストアSANマネージャー」の2製品における1年間のライセンスからなる「ブライトストア・ライフ・サイクル・マネージメント・スターター・パック」などを用意した。同社では、「中小企業が簡単にSANを構築でき、しかも投資対効果を高めることが可能な製品を提供していく」という。
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