イーエムシージャパン(EMCジャパン、中山隆志社長)は、中山社長が打ち出している間接販売強化の一環として、組織体制を一部見直すとともに、社員を現在の560人から早急に600人体制にする。

 組織体制見直しでは、これまで直販の営業部隊を率いていた富樫尚人・テレコム営業本部長を1月1日付でパートナー営業統括本部長に抜擢。これまで直販をメインに営業してきたEMCジャパンとしては、パートナーと直販の営業の住み分けがポイントになるが、「直販部隊がまず営業先を開拓し、その後にパートナーが営業しやすいような販売体制を考えている」(中山社長)という。今後は富樫パートナー営業統括本部長が先頭に立って、EMCジャパンとパートナーが共同で1つの案件に関わり、営業網を切り開いていく体制にする。

 また、顧客とパートナーへの技術提案力向上とサポートサービスの強化推進のため、「テクノロジー・ソリューションズ本部」と「カスタマー・サービス本部」のトップに、同じく1月1日付で外部から執行役員を2人招聘した。社員も増やす予定で、現在の約560人から早急に600人へと拡大させる。

 ストレージラインアップの拡充では、同社が提唱する企業情報の総合管理戦略「インフォメーションライフサイクルマネジメント(ILM)」にもとづき、ハイエンドストレージ群に「シンメトリックDMX-2」を新たに投入。従来のプロセッサ速度とキャッシュメモリをそれぞれ2倍にするなど、パフォーマンスを2倍に引き上げた。ミッドレンジストレージの新製品3機種では、ハイエンドモデル同様にパフォーマンスを最大2倍にしながら、価格は現行バージョンと変わらず据え置きで提供する。

 中山社長は、「パートナーからナンバーワンのストレージベンダーだと思ってもらうためには、価格、性能ともに競合他社以上の価値を提供しなければならない」と話しており、製品の見直しも間接販売強化の一環と位置づけている。