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ビッツテージ 顧客支援用ソフトの外販開始 販売パートナーを募集

2004/04/19 20:44

週刊BCN 2004年04月19日vol.1036掲載

 ビッツテージ(丸山勇人社長=写真)は、顧客とのコミュニケーション活動を管理するソフト「インスピーリ」の間接販売に乗り出す。同社は2000年3月の設立で、コンタクトセンター向けIT導入支援を行っている。インスピーリは、コンタクトセンター向けに開発した製品で直販している。「低価格で使いやすいのが特徴。全ての企業の顧客支援に使ってもらえる」(丸山社長)と機能を前面に販売パートナーを募集する。

 インスピーリは、ビッツテージが開発したオリジナル商品。「会社を設立した時に、既存のコールセンター用ソフトを活用していくことも検討したが、それでは自分たちのコールセンター運営支援のノウハウを生かすことができないと判断し、独自に開発することにした」(丸山社長)というのが商品化の発端。これまでビッツテージでは、直販だけで製品を販売してきたが、初めてパートナー経由での販売に着手する。

 丸山社長によれば、これまでに、「関連会社のバーチャレクス経由で、ファーストリテイリングのカスタマーセンター、日興コーディアル証券の外為クラブのインターネット取り引きの顧客対応システムなど、大手ユーザーのコールセンター向けに導入できた」と、大手のビジネス構築支援にも対応してきた。その一方で、「最近では、インスピーリだけを導入したいという企業も増えている」(丸山社長)というのが、パートナー経由での外販に参入する理由。今後、インスピーリを扱う販売パートナーを開拓する。

 インスピーリは、ウェブベースのシステムで、ブラウザから利用でき、電話、電子メール、FAX、ウェブのほか、訪問などあらゆる顧客対応を管理することが可能で、顧客との接触履歴をすべて1つの画面で共有する機能もある。さらに、企業キャンペーンなど、顧客向けに発信する情報を同じ画面に表示し、顧客に最適な情報を提供することができるほか、実務で利用する顧客データベースや物流データベースなどとの連動を行うインターフェイスを提供することも可能だ。価格は月額利用料金で、10ユーザーで10万5000円。100ユーザーで84万円となっている。
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