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シマンテック セキュリティ情報配信の新サービス XML形式での配信も可能に

2004/04/19 20:44

週刊BCN 2004年04月19日vol.1036掲載

 シマンテック(杉山隆弘社長)は企業向けに、ウイルスやソフトの脆弱性などのセキュリティ情報を配信するサービスの新バージョン「シマンテックディープサイトアラートサービス6.0」を、5月上旬から販売開始する。

 同サービスは、シマンテックのアナリストが米本社やワールドワイドの拠点と連携し、世界2200社のユーザーが使う1万8000種類のOSとアプリケーションの脆弱性を常時監視し、アラート情報を集計してユーザーに配信する情報提供サービス。

 バージョンアップ版では、今まで英語でしか提供していなかったものを、完全日本語化。また、アラート情報の配信形式において、従来のフォーマットであったテキストおよびPDFに加え、XML形式で配信するオプションメニューを追加した。

 さらに、ウイルスなどの悪意のあるコードや、脆弱性に関する過去の情報を深刻度や影響度別に検索する機能を備えた。

 価格は年間契約で、100ライセンス以上の場合、1ライセンスあたり年間38万円。

 「最近のウイルスは、数年前に比べ大きな被害をもたらす傾向にある」(香川悦子・プロダクトマーケティングマーケティングディレクター)とし、ユーザーがウイルスや脆弱性に対して早期に対策を講じられるようにしていく。
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