シトリックス・システムズ・ジャパン（田中正次社長）は、販売チャネルの強化を図るため、既存のパートナープログラム「シトリックス・ソリューション・アドバイザー（CSA）」に最上位の「プラチナパートナー」をこのほど新設した。

　プラチナパートナーは昨年秋から、米シトリックス・システムズが英語圏の主要国ですでに開始している。日本でも、これとほぼ同様の販売支援や技術協力などで協業する。プラチナパートナーには、日本国内でCSAのゴールドパートナーだったシステム・インテグレータやERP（統合基幹業務システム）ベンダーなど11社を認定した。

　シトリックス・システムズ・ジャパンからプラチナパートナーに対しては5月から、6月に出荷予定の4つの新製品に関する技術教育を開始するほか、パートナー各社に営業担当とシステムエンジニア（SE）を配置したり、販売実績に応じて変動するマーケティング用の販売促進費「コープ・ファンド」を各社に援助するなど、密接な営業・技術支援体制を築く。

　販売チャネル担当の磯貝英範・マーケティング本部パートナーマーケティング部長は、「プラチナパートナーには、システム構築で得意とする業種・業態を持つIT企業を当社から指名して認定した。パートナー企業が当社の製品コンセプトにフォーカスした販売ができる体制が整った」と自信を見せる。