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ハンコムリナックス オフィスソフト拡販に新施策 ASPとモバイル対応を急ぐ
2004/05/17 20:47
週刊BCN 2004年05月17日vol.1039掲載
これを受けて同社では、ハンコムリナックスオフィスシリーズのユーザー数を増やす施策を打ち出した。1つ目の施策が、Linuxサーバーに同オフィスシリーズを格納し、ASP方式でソフトを提供する製品の開発を決めた。ASP方式は、サーバー側で一括管理するため運用保守の負担が軽く、コスト削減が図れる。
2つ目の施策として、PDAをはじめとするモバイル機器への対応を進める。OSにLinuxを採用したシャープのPDA「ザウルスシリーズ」の一部には、すでに同オフィスシリーズの組み込みを02年4月から始めているものの、「ポケットPC」や「パームOS」など他のOSには未対応。年内をめどに、これら未対応OSへの同オフィスシリーズの対応作業やASP対応版の開発完了を目指す。
「デスクトップ市場は、ウィンドウズのシェアが圧倒的だが、サーバーやモバイル分野では、デスクトップほど特定のOSが突出していない」(イム部長)と、これまで通りデスクトップ市場向けのオフィスシリーズ販売に力を入れながら、一方で、サーバーやモバイル市場でのシェア拡大を図ることで、全体としての販売本数およびユーザー数の拡大に努める。
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