ノルウェーの検索エンジンソフト開発・販売のファストサーチ&トランスファ(オスロ市、ジョン・ラービックCEO)の日本法人、ファストサーチ&トランスファ(福原亮社長=写真)は、今年度(2004年12月期)に日本市場で検索エンジンを企業や官公庁向けに拡販し、日本法人で売上高5億円を見込む。ファストサーチは企業向けに、ホームページ検索ソフトをカスタマイズして販売するソフトベンダー。ワールドワイドで約900団体に導入した実績を持つ。日本法人の設立は01年9月にショッピングサイト運営企業をメイン顧客に、楽天やヨドバシカメラなど6企業に販売した実績がある。

 同社の検索ソフトは、キーワードに合わせて類似するカテゴリーの検索結果をまとめて表示し、ユーザーが商品を探しやすくしたのが特徴。また、キーワードをユーザーが入力した場合に、サイト運営企業は数多くの商品のなかから、販売したい商品をトップに表示する機能を備えており、「在庫がたくさんある商品やキャンペーン商品など、メインに販売したい商品を売り込む時に便利」(福原社長)なようにしてある。

 ファストサーチでは今後、ショッピングサイト運営企業だけでなく、一般企業や官公庁にも販売し、ユーザーの裾野拡大を図る。福原社長は、「企業の情報システムにはさまざまなアプリケーションで作成したデータが存在し、欲しい情報になかなかアクセスできないという悩みを抱えている。基幹系システムやデータベースとの連動が可能な当社の検索エンジンソフトは、企業情報の効率的な活用を支援できる」と自信をみせる。同社は、直接販売と間接販売の両面からユーザー拡大を図っている。現在、販売パートナーは日本アイ・ビー・エム(日本IBM)と日立製作所、内田スペクトラムの3社。今後はユーザーの裾野を広げるために、パートナーの拡充も検討していく。