恵安が法人向けのパソコンとサーバー販売の拡大を図っている。昨年度(2004年6月期)に1億円弱だった法人営業の売上高を、3年以内に10億円程度まで一気に引き上げることを掲げており、中小企業を中心に顧客企業拡大を狙う。同社では、一般企業や大学などにBTO(受注生産方式)でパソコンやサーバーを提供している。サーバーについては、自社開発のウィンドウズ対応とLinux対応の製品を販売していることに加え、富士通製UNIXサーバーの販売にもこのほど着手した。

 法人ビジネスの責任者である国安卓美・PCペリフェラル営業部副部長(=写真)は、「製品ラインアップを増やすことにより、現段階で法人ビジネス全体の半分程度となるサーバーの販売台数を、今年度中に60%まで引き上げる」方針を固めている。BTOパソコンの販売で獲得した中小企業30社に対し、システム案件の提案を行うことでサーバーの販売台数を伸ばしていく。

 最近では、「システムインテグレータとの協業で、大手通信キャリアなどへのシステム導入といった大型案件を獲得した」という。システム案件を増やしていけば、パソコン本体よりも価格が高いサーバーが売れ、ハードウェアの売上単価が上がるとともに、「サポートや保守なども手がけることが可能になる」と、ビジネスの幅が広がることによる利益増を強調する。同社が提供している製品の価格は、パソコンが約5万円、サーバーが20万円以上。パソコンに関しては、海外から組立用パソコンパーツを仕入れていることから低価格での販売を可能としており、粗利率が20%以上に達している。