コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS、辻本憲三理事長=カプコン社長)はこのほど、東京・池袋サンシャインシティ(豊島区)で「第12回親と子の著作権教室~著作権ってなに?楽しく学ぼう!~」を開催した。子供達がクイズやディスクジョッキー体験などによって、著作権とはどういうものか体験するイベントとなった。

 このイベントは毎年夏に開催。今回は、パソコンを使った放送システムによるラジオDJ体験コーナーを初めて設置した。今年初に大学生向けイベントで同コーナーを設置したところ好評だったことから、子供向けの今回のイベントでも活用することにした。

 「これまではソフトを使って著作権を学んでもらう試みをしてきたが、十分伝わらなかった。ディスクジョッキーは、かける音楽はもちろん、コメントも本や映画など著作物に関わるものが多い。さらに、うまく話をするためには十分な取材をすることも必要で、メディアリテラシーを総合的に学ぶ方法として適しているのではないかと考えて採用した」(久保田裕専務理事)という。

 ディスクジョッキーを初体験する子供達も、声に出してコメントをすることに最初は戸惑いを見せていたが、何回かの練習の後にうまく話ができるようになると、満足そうな様子を見せていた。このディスクジョッキーの様子は、CDに収録して後日プレゼントされる。

 久保田専務理事はディスクジョッキーを体験することによる著作権学習を、「今後も著作権を体感する方法として活用していきたい。地方自治体レベルでも、このシステムを活用することで、地域の活性化と著作権の意識向上などにもつなげていけるのではないか」と話している。

 会場では、恒例の著作権クイズ大会も開かれた。成績上位者にはプレゼントが用意されており、子供達は真剣な様子でクイズに臨んだ。答えが正解になると、「やったー!」と声をあげて、ガッツポーズをとって喜ぶ子供も。

 また、会場に用意された本物と偽物商品を見比べて体感するコーナーでは、男の子はゲームソフトに注目していたが、女の子はブランド物のバッグや財布への関心が高かった。本物と偽物の財布を見比べた女の子は、「もらうのだったら、絶対に本物がいい。偽物をもらうと損をした気分になる」とちゃっかりしたコメント。触り比べてみて、本物がしっかりと縫製されている点に感心していた。