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松下電器産業 組立パソコン教室を開催 子供40人が参加

2004/09/06 21:09

週刊BCN 2004年09月06日vol.1054掲載

 松下電器産業(中村夫社長)はこのほど、神戸市西区にあるパナソニックAVCネットワークス社ITプロダクツ事業部の神戸工場で、子供向け組立パソコン教室「手づくりレッツノート工房」を開催した。全国から815人が応募、抽選で40人の子供が参加した。

 参加費は12万円。組み立てたパソコンは持ち帰ることができる。組み立てた機種は、ノートパソコン「CF-R3」。同機種は、ノートパソコンのなかで最小・最軽量を誇っているだけに、子供たちも細かい部品の取り付けに苦労したようだ。しかし、動作検証が終了し、松下の社員から自分が組み立てたパソコンを受け取った子供たちは嬉しそうだった。

 手づくりレッツノート工房の開催は今年で3年目。参加者は、9歳以上18歳以下(小学4年生から高校3年生)が対象。関西地区からの応募が多いが、富山県や熊本県からの参加者もいた。

 伊藤好生・パナソニックAVCネットワークス社ITプロダクツ事業部長は、「社員が手弁当で始めて3年目。ようやく教室として形のあるものになった」と満足そう。「社員が子供たちにパソコンの組み立てを分かりやすく教え、社員の顧客対応能力を養うことにもつながる」と強調する。

 神戸工場の責任者を務める藤田尚住・パナソニックAVCネットワーク社システム事業グループITプロダクツ事業部プロダクトセンター所長は、「来年は、夏休み以外でも開催するなど趣向を変えた教室にもしていきたい」と、グレードアップも検討している様子だ。
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