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四日市市のくじら編集室 店舗情報やクーポンを配布 携帯電話向けのタウン情報サイト

2004/09/13 21:09

週刊BCN 2004年09月13日vol.1055掲載

 三重県内でタウン誌「月刊くじら」を発行するくじら編集室(三重県四日市市、市川さつき代表取締役)は、11月11日から携帯電話に店舗の割り引きクーポン券などを配信する四日市市街地限定サイト「ウェブポンよっかいち」の試験運用を開始する。

 運用当初は無償サービスとし来年4月以降、月会費300円でサービス提供する。ユーザーは会費を払ってサイトに会員登録するだけで、商店街の情報や割り引きサービス、キャンペーン情報などを入手できる。三重県の「ネットビジネス支援事業」の補助金を受けた事業で、市街地の活性化策として注目されている。

 タウン誌は通常、広告費を支払った店舗のみの情報やクーポンを無料で提供する。しかし、「本当に美味しい料理や付加価値の高い店舗の情報を広く伝えにくい状況があった」(市川代表取締役)と、広告料金に頼らず月会費の課金制にして広く情報を収集するビジネスモデルを構築した。

 会員向けに、無料クーポン券や店舗情報を個人の携帯電話に発信。商店街の各店舗入り口には、2次元バーコードを貼り、携帯電話で情報を読み取ることで、入店前に「ウェブポンよっかいち」が提供する商品ラインアップや献立、キャンペーン情報などのテキストと写真を入手できる。県が運営するGIS(地理情報システム)とも連動させ、2次元バーコードを読み取り、現在地と周辺店舗の情報も提供する。
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