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システムアドバンス ECサイト構築サービス 小売店向けに月額3150円で提供

2004/12/13 21:17

週刊BCN 2004年12月13日vol.1068掲載

 岐阜県大垣市に本社を置くソフト開発・販売のシステムアドバンス(宇野博幸社長)は、小規模小売店向けにEC(電子商取引)サイト構築サービス「ACS24」を開始した。

 ASP(アプリケーションの期間貸し)形式のため、ユーザーは自社にECサイトを運営するサーバーを導入する必要がない。また、同サービスを利用して売り上げた金額に応じて、ロイヤリティを払う必要もないため、月額3150円のみで利用できる。「ブラウザを扱えるユーザーであれば、誰でもサイトの編集が可能」と宇野社長は操作性にも自信を示す。IT知識のない従業員数人規模の小売店からの引き合いが急増しているという。

 今後は間接販売にも力を入れていく方針で、「岐阜県だけでなく、全国展開していきたい」(宇野社長)としている。

 「ACS24」は、顧客が登録できるアイテム数を30品目と制限したことで、システムにかかる負担を軽減させ、サービスの低料金化を実現した。「大手の小売店であれば大規模なECサイトが必要だが、地方のほとんどの小売店は30品目で十分。大手は数千品目レベルまでアイテムを登録できるが月額料金が高い。品目を制限し価格を大幅に下げたことが小規模ユーザーに好評を得ている理由」と、宇野社長は話す。

 システムアドバンスでは、一般企業向けのウェブサイト構築サービスも月額9600円で提供しており、これまで約40社に導入した実績があるという。
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