NEC(金杉明信社長)はこのほど、NEC関西ビル(大阪市中央区)内に「NECブロードバンドソリューションセンター関西」を開設、関西を中心とした西日本において音声・データ通信とコンピュータシステムの統合ソリューション「ユニバージュ」の拡販を進める。今後1年間で約50億円の直接的な売り上げ拡大効果を目指すと同時に、関西における企業向け音声・データ通信系ソリューションのシェアを現在の25%から35%程度に引き上げる方針。

 ブロードバンドソリューションセンター関西は、昨年1月に東京・品川に開設したNECブロードバンドソリューションセンターに続く2か所目の施設。最新ソリューションのショールームと120人の営業・システムエンジンニア(SE)が常駐してソリューションの効果を実証するオフィスで構成する。

 品川のセンターは、開設1年で3200の企業の来場があり、これを契機に100億円以上の商談が成立したほか、実証オフィスについても大幅な経費削減や顧客対面時間の増加という効果をあげたが、西日本エリアからの来場は全体の10%程度にとどまっていた。品川が次世代ソリューションまでを含めた展示内容であったのに対し、関西はより実践的な業務適用ソリューションを展示する。

 NECでは、ユニバージュソリューションついて、2006年度(07年3月期)までにセールスパートナーとアプリケーションパートナーを合わせ1000社体制の構築を進めており、今年3月末までには550社体制となる見通し。一方、関西のIT投資は、オフィス改革や経営効率化の意欲が高いことなどから、依然回復傾向にあるとみている。関西支社の04年度の売り上げ見込みは1300億円で、その3分の1以上をユニバージュ関連で確保したい考え。センター開設による今後1年間の直接的な増収効果は50億円程度だが、これを起爆剤として05年度は10%以上の売り上げ拡大を目指すものとみられる。