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情報技術総合研究所 インド社開発のウェブアプリ自動生成ツール 国内販売でパートナー契約

2005/03/07 21:35

週刊BCN 2005年03月07日vol.1079掲載

 IT関連分野の調査・研究支援などを行う情報技術総合研究所(仙台市、宮崎正俊代表取締役)は、インドのNIITテクノロジーズ(デリー市)が開発したウェブアプリケーションソフトの自動生成ツール「BMA(ビルドマイアプリケーション)ストゥディオ」を日本国内で販売することで、同社の日本法人であるNIITテクノロジーズ(横浜市)と販売パートナー契約を結んだ。

 同ツールは、業務知識(データとそのデータに対する処理ロジック)を入力することにより、XMLで表現された知識ベース、データベース、業務アプリケーションのソースコードを自動生成してくれる。業務アプリケーションのソースコードは、ビジネスロジック部とブラウザ画面制御部で構成される。

 知識ベースが記述されているXMLは、シミュレータ機能を実行することで、ソースコードを実際に生成する前にソースコードの動作を確認でき、アプリケーション開発のプロトタイピングを可能にした。ソースコードの言語は「J2EE」、「.NET」が選択でき、またデータベースのDBMS(データベース管理システム)はオラクル、マイクロソフト、サイベースなどの製品が選べる。

 同ツールは、システムをパソコンにダウンロードして使用する。使用料は従量制で月額5-10万円程度、初期登録料は5日間の基礎講習料を含め30万円程度。

 印NIITテクノロジーズは1981年の設立で、デリー市に本社、チェンナイ市に開発拠点を構える。同社にとって、情報技術総合研究所は日本で最初のパートナーとなる。
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