【上海発】中国当局が第3世代移動体通信(3G)のインフラ設備で重複を避けるために進めている通信キャリアの再編により、現在の4社体制が今年半ばまでに3社になる見通しだ。

 現在、中国電信(チャイナテレコム)、中国移動(チャイナモバイル)、中国網通(チャイナネットコム)、中国聯通(チャイナユニコム)の4キャリアがある。このうち、第2世代の携帯電話事業を手がけるのは中国移動と中国聯通の2社だが、3Gのライセンス数が限られるなか、ライセンスを受けるキャリア再編の行方に注目が集まっている。

 中国電信と中国移動は3月末、「秩序ある競争」を目指し、通信設備の重複建設を避けることで合意。また、中国電信は中国網通と組んで、中国聯通のGSMネットワークを買収する計画を当局に申請している。昨年、中国電信、中国移動、中国聯通の大手電信3社は各社の幹部を3社間でシフトさせる人事異動を一斉に実施した。
花村直子(インベスネットワークテクノロジー、http://www.inbess.com/