.NETビジネスフォーラム(松倉哲会長=東証コンピュータシステム社長)は4月13日、第6回事例セミナーを東京・新宿のマイクロソフト本社で開催した。

 今回は、パッケージソフトウェア会社のグレープシティ(ダニエル・ファンガー社長)が同社の主力ソフトを紹介した。グレープシティは、私立学校向け業務ソフト「レーザーシリーズ」をXMLウェブサービスベースのASP(アプリケーションの期間貸し)サービスに進化させた理由や、.NETフレームワークを採用した理由などについて述べた。

 「レーザーシリーズ」は全国の私立学校や学校法人の幼稚園全体の約4分の1に当たる約2500校への納入実績がある。ただ、「レーザー<学校会計>」、「同<学校給与>」、「同<教務>」などは、「それぞれが独立したデータベース(DB)のため、学校ユーザーから製品間の連携をして欲しいとのニーズが高まった」(伊東省二・名古屋営業所所長代理)。

 そこで一昨年にクライアント/サーバー(C/S)方式から脱却して、.NETフレームワークで製品統合を図った。

 また、「恒常的な収益モデルを確立する方式に改める」(伊東所長代理)ために、1校当たり平均月額4万円のASPサービスを開始した。この結果、「年1回程度ある学校の会計制度や税制改革の変更をデータセンター側で簡単にできるほか、ソフト導入の初期コストが少なくなり、メンテンナンスも不要という点が高く評価された」と説明する。

 同社は来年以降に、「レーザー〈学費管理〉」や「同〈資産管理〉」、会計オプションとして「内部予算申請」、「購買管理」、「モバイル精算」といった製品を相次ぎ発表する方針。伊東所長代理は、「ASP方式により、継続的に当社製品を使ってもらえる」と、製品統合の優位性を強調し、ディーラーやリセラーら12人の参加者に販売面での協力を求めた。