ノベル(吉田仁志社長)は、ネットワークOSとLinuxOSの統合製品「SUSE LINUXオープン・エンタープライズ・サーバー(OES)」の拡販に向け5月上旬から全国キャラバンを実施する。サーバーメーカーやディストリビュータなど5社程度と協業。地方都市でセミナーやイベントなどを行うことでSMB(中堅・中小企業)への導入を煽る。

 まず、5月上旬に日本アイ・ビー・エム(日本IBM)とパートナーを中心としたセミナーやイベントを実施する。「2か月間で15回程度。首都圏に限らず、さまざまな都市を回る」(斉藤雅美・マーケティング本部長)計画で、地方のシステムインテグレータ(SI)に対し、SMBへのOESの導入方法などを提案していく。6月には、ソフトバンクグループとも協業する予定。「最低でも1年間は実施していきたい」意向で、同社のゴールドパートナーに対しても共同でセミナーを開催することを持ちかけている。

 また、パートナー支援策として「パートナーフォーラム」と題したパートナー間の意見を吸い上げるための会合を四半期に1回のペースで開催する。「パートナー間のビジネスマッチングにも役立つ会合にする」とアピールする。

 OESは、同社が提供しているネットワークOS「ネットウェア」と、LinuxOSの「SUSE LINUX エンタープライズ.サーバー9」を同梱したパッケージ製品。Linux上でネットワークサービス機能を活用できるほか、ポリシーベースのユーザーアカウント管理を可能とした。価格が1サーバーあたり68万2500円と低価格に設定していることが最大の特徴となる。5月23日から出荷を開始する予定だが、斉藤マーケティング本部長によれば「大手金融機関などから、すでに10件以上の引き合いが来ている。出荷開始と同時に使用を開始する顧客もいる」という。