日本アイ・ビー・エム(日本IBM)系のシステムインテグレータ(SI)であるゼネラル・ビジネス・サービス(GBS、木田晴夫社長)は、2年後の2007年12月期の連結売上高を昨年度(04年12月期)約2倍の100億円を目指す。独自ソリューションの拡充による収益力の強化やM&A(企業の合併・買収)も視野に入れる。

 売上高全体の約6割を占めるSI事業のうち、他社のソリューションやパッケージソフトをベースとしたSIが約9割を占めており、自社オリジナルのソリューションは1割程度に過ぎなかった。これを2年後には3割程度まで拡大させることで収益性を高める考えだ。

 独自ソリューションでは、食品や医薬品のトレーサビリティシステムなど「過去にあまり事例がない先端分野」(木田社長)に焦点を当てて開発に取り組む。トレーサビリティシステムでは、食肉商社やワクチンなど生物由来の医薬品を製造するメーカーなどへの納入や引き合いが増えている。他の日本IBMのビジネスパートナーの手本となるような「先進事例の創出」(同)に焦点を絞ることで、パートナーとの競合を最小限に抑えながら収益を伸ばす。

 GBSは、もともと日本IBMのビジネスパートナーやユーザー向けの研修サービスなどを経営の柱としていた経緯があり、売上高全体の約2割を占めるパートナーやユーザー支援ビジネスについても拡充を進める。昨年12月1日には日本IBMの関連会社で研修サービスなどを手がけるアイセス(土岐彬社長)に出資して研修事業の拡充を図っている。今後は、従来のIT関連の研修に加えて、経営者向けの研修サービスにも力を入れていく方針だ。