マイクロソフト(マイケル・ローディング社長)は、.NETアプリケーション開発企業支援の一環として、このほどソフト開発関連団体とその会員企業を対象とした「マイクロソフト・アソシエーション・サポート(MAS)」を開始する。第1弾として日本情報技術取引所(JIET、二上秀昭理事長)と提携し、JIET会員企業向けに無償技術トレーニングやセミナーへの講師派遣など技術サポートを行う。マイクロソフトが、技術支援などの対象としているパートナープログラムの登録メンバーと認定パートナーの総数は約5500社。今回、これにJIETの会員企業約1000社が新たに加わることになる。

無償技術支援など提供

 JIETは、ソフト開発会社1056社(5月17日現在)の会員がいる。JIETは、マイクロソフトが新たにスタートするMASに参加することで、会員企業に対しマイクロソフトによる.NETをプラットフォームとしたアプリケーション開発のための技術サポートやトレーニングを提供でき、各企業が技術力向上を図ることを狙う。また、MASにより、JIET専用の技術支援が受けられることをアピールし、新規の会員企業獲得も図っていく。

 マイクロソフトは、JIETと提携することでパートナープログラムの登録企業数が一気に拡大でき、それにともない.NETを積極的に活用する企業が増えることに期待している。まずJIETとの提携によりMASの仕組みを確立し、その後、他のソフト関連産業団体にも提携関係を広げていく方針だ。

 MASのスタートにあたり、マイクロソフトは専用の窓口となるMAS事務局を設けた。対象となるJIET会員企業は、加入団体専用のウェブサイトやMAS事務局を通じて、無償技術サポートなどを受けることができるようになる。

 JIET会員企業に対してマイクロソフトが無償技術トレーニングとして提供するのは、.NETの概要やフレームワークの基礎知識、「Visual Studio2005/SQL Server2005」などについて講義する「.NET基礎講座」やCD-ROMの自習教材の提供、マイクロソフト製品の評価版提供など。さらにJIETの会員企業が求めれば、より専門的な内容の有償技術トレーニングも優待価格で提供する。

 両社の提携第1弾として、5月24日に横浜・ランドマークタワーでJIETが南関東本部会員企業を対象に「.NET次世代アプリケーションプラットフォームセミナー」を開催し、マイクロソフトはこのセミナーに講師の派遣などで協力する。JIETの関西本部では、すでに独自に同様のセミナーを開催しているが、今後は四半期に1回のペースで全国各地でのセミナー開催などをMASのプログラムの一環として提供していくことになるという。