システムズユニオン(竹田謙二社長)は、レポーティング/分析ツールの「ビジョン・フィナンシャル・レポーティング(VFR)の単体販売を6月から開始した。同社は、英システムズユニオンの日本法人で、1995年に日本へ進出、これまでは会計・業務ソリューションである「サンシステム」をメイン商品として販売してきた。「サンシステムは国際会計・業務プロセスをカバーしていることが最大の特徴で、外資系企業や日本の多国籍企業の海外部門などで高いシェアを持っている。VFRはこのサンシステム専用のレポーティングツールとして開発されたが、使いやすいという評価は非常に高く、今回、単体としても販売することになった」(竹田社長)として、初年度2億円規模での立ち上げを見込んでいる。

システムズユニオンは、ワールドワイドで社員は約1300人、売上高は約200億円。決して大きなソフト会社ではないが、国際会計に強い業務ソフトとして認知されている。全世界のユーザーは5万社以上で約200か国に出荷し、このうち日本では約1200社に納入している。「これまでは、サンシステムという会計・業務ソフト中心だったが、多角化を図りつつあり、04年にはドイツのMIS AGを買収、BI(ビジネスインテリジェンス)分野への本格参入した。もともと、サンシステム専用のレポーティングツールとしてサンシステム・ビジョンという製品をもっていたが、ビジョンだけ売ってくれないかといわれるほど評価は高かった。他社製ERP(統合基幹業務ソフト)とも連携が図れるようインターフェイスを開発、機能アップも図って発売するのが今回のVFR」(竹田社長)という。

 VFRの最大の特徴は、マイクロソフトのエクセルと完全統合していること。「会計ソフトのデータベースに直にデータを取りに行き、フィルターを経由させることで部門別、地域別などのデータを取りだし、後はエクセルでさまざまに分析、グラフ化も図れる」(竹田社長)と、使い勝手の良さが評価されているという。

「サンシステムでは、当社のダイレクト販売が多かったが、VFRでは代理店販売をメインに展開する。他社のERPを販売しているシステムインテグレータなど大歓迎で、インターフェイスについてはご相談に応じる」(竹田社長)としている。

 同社は6月22日、SI企業向け新製品説明会を、東京都千代田区の都道府県会館で開催する。