PFU(広瀬勇二社長)は、欧州でのビジネス拡大を目的に、今月中にも英国に製品検証や最新技術情報の提供などを行うサポートセンターを設ける。

 PFUの業務用スキャナシリーズ「fiシリーズ」は、ワールドワイドでシェア1位を獲得しており、なかでも「欧州は全出荷台数の約40%を占めている」(佐藤伸一・プロダクト本部イメージビジネス営業統括部統括部長)重要な地域。

 現地に密着した製品検証や情報システムとの接続検証を行っていくとともに、最新技術情報の提供やサポートサービスを提供していく。日本では、同等の機能を持った拠点「開発サポートセンター」を、すでに東京都町田市に設置している。

 PFUは、「fiシリーズ」に加え個人向けスキャナ「スキャンスナップシリーズ」の拡販にも力を入れている。なかでも、5月21日に発売した「fi-5110EOX3」は、軽量・省スペースで4万9800円と価格を抑えたエントリーモデル。海外市場でも好調で、すでに4000台を出荷しているという。海外市場でサポートセンターを現地に設置することで、地場のユーザーやパートナー企業の利便性を図り、販売に拍車をかけたい考えだ。

 一方、国内市場では、「電子文書に関する規制が他国よりも多い」(佐藤統括部長)ことから、スキャナの販売は全体の10%にとどまっている。

「電子文書法(e文書法)」が今年4月1日に施行されたことで、「5-6月で紙文書の電子化や業務効率化ソリューションにニーズが高まってきた」(江上伸一・ソリューションビジネス本部システム事業部第一システム統括部統括部長)という。日本市場では、スキャナの販売だけでなく、他社とのアライアンスなどで豊富な電子文書ソリューションをつくり、市場を開拓していく方針。今年度(2006年3月期)、スキャナの販売も含め電子文書管理ソリューションの売上高で70億円(昨年度実績は40億円)を見込んでいる。