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Berry OS Japan 音声データ収集システムを開発
2005/06/20 21:42
週刊BCN 2005年06月20日vol.1093掲載
情報漏えい対策需要に対応
音声のアナログデータをサーバーに格納し、通話内容やログ(情報の履歴)を管理するシステムは初めてという。情報漏えい対策ニーズが高まるなか、パソコンや情報システムからのデータ漏えいだけでなく、社員の電話による会話からの情報漏えいにも着目。通話データを情報システムで収集・管理することで、「さらに強固なセキュリティシステムが構築できる」(大場代表取締役兼CEO)という。
販売は、Berry OS Japanによる直接販売のほか、システムインテグレーション(SI)・ソフト開発事業のシステムイオ(鈴木浩代表取締役)を通じ今年8月から販売開始する。
「ボイシス」は、電話機とビジネス用途向けOS「ベリーOSエンタープライズ」を搭載したシンクライアントを専用アダプタでつなぎ、社内LAN経由で専用のファイルサーバーに音声データを格納する仕組み。各社員の通話をデータ化して、専用のファイルサーバーに格納することが可能だ。
価格は電話機およびシンクライアント約30台で1000万円程度を予定。シンクライアントには、オフィスソフトと電子メールソフト、ウェブブラウザのみを搭載することで、軽快な動作を可能にした。OSとアプリケーションは、USBフラッシュメモリまたはコンパクトフラッシュカードに搭載するため、ハードディスクドライブ(HDD)を持たないクライアントコンピュータでも利用することができる。
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