エプソン販売(真道昌良社長)はこのほど、セキュリティ機能を強化した会計事務所専用サーバーである統合型財務戦略システム「インターKX」シリーズの新版3製品をリリースした。新版は、顧問先とのデータ交換に利用する暗号化通信や事務所内の内部情報漏えい防止など新機能を搭載。単にサーバーを販売するのではなく、「セキュリティとセットで提案していく」(勝俣剛志・ソリューション企画・技術部AS支援課係長)と、セキュリティ対策が脆弱な会計事務所を中心に年間1000台の販売を目指す。

 インターKXシリーズは、顧問先から信頼を得るための独自セキュリティ環境を新たに搭載した。セキュリティ対策としては、インターネットデータセンター(iDC)を経由した「暗号化データ通信」や事務所内部の情報漏えいを防止する「アクセス履歴管理」、インターネット経由の不正アクセスを防止する「アンチウイルス、ファイアウォール対策」などを強化した。

 電子申告時代を迎え、会計業務には厳密な顧問先データ管理・情報保護が求められているが、「多くの会計事務所は、企業の機密文書を扱う割りにセキュリティ対策が遅れている。顧問先とのスムーズなデータ連携ができ、電子申告や自計化をトータルに提供できることを訴求する」(勝俣係長)と、インターKXシリーズを核にセキュリティをソリューション提供することで、同シリーズの拡販を狙う。

 今秋には、同シリーズに今年4月施行の「e-文書法」に関連した文書管理機能を新たに付加するほか、会計事務所向けサイトを新設して製品情報を提供する。同社は、会計事務所向けの代理店である事務機ベンダーなど約50社を通じで同シリーズを拡販していく。