米レノボグループ(ニューヨーク州、スティーブ・ウォードCEO)は、年内にもレノボブランドのパソコンをインド市場に投入することを明らかにした。これによりBRICs諸国でのレノボブランドの展開が本格化する。

 同社は、IBMのパソコン事業を引き継ぎ、今年5月に新生レノボとして、米ニューヨークに本拠地を置きスタート。同時に世界17か国に拠点を開設しており、インドもその中の1つ。インドでレノボブランドのパソコンを販売することで、ソフト開発で躍進しているインドでのパソコン市場を開拓していく。

 レノボグループでは、アジア太平洋地区については、IBMとは異なり会社組織ではなく地域で区分したバーチャル組織としてアジアパシフィックを豪シドニーに置いている。インドもそのテリトリーに含まれている。世界市場全体から見て、「アジア太平洋地区が一番伸びている。そのなかでも特に中国やインドの成長が期待できる」(同社首脳)ことから、インド市場に参入することを決めた。

 レノボグループ全体としては、「中国以外では、ロシア、ブラジル市場への参入も課題」(同)として、これらBRICs諸国での市場開拓を狙う。

 別の首脳によれば、「まず17か国で事業開始したが、第2弾として20か国以上が加わり、年末までには40-50か国に拡大する。中でもロシアや東欧、まだ拠点のないアフリカなどが有望」としており、順次、世界市場でのレノボブランドの販売が開始される見込みだ。