プロトン(二瓶孝二社長)は、サーバーのバックアップ/リストア(復元)ソフト「TrueImageServer(トゥルーイメージサーバー)7.0」の法人向け販売を本格化させる。米アクロニスが開発したソフトだが、OS、アプリケーション、メールや画像などを含むすべてのデータ、各種設定などをイメージとして保管するイメージバックアップが大きな特徴。これまでは店頭販売に力を入れ、3年間で50万本以上を販売してきたが、「法人ユーザーからの引き合いが急増している」(二瓶社長)ことから、法人市場開拓にも本腰を入れる。

 「バックアップソフト市場は急速に拡大しているが、アクロニスのイメージバックアップという技術は独自のもので、その使い勝手の良さが認知されるにつれ、一気に販売本数を伸ばしてきた。ハードディスクの大容量化、低価格化が進展しており、これが追い風になった。従来のデータバックアップでは、システム復旧時にOSやアプリケーションを再インストールする必要があったが、トゥルーイメージならそうした作業は不要。復旧に要する時間は従来の6分の1から7分の1で済む」(二瓶社長)という。

 当初は店頭市場での販売に力を入れてきたが、「米国では80%は法人市場での売り上げ」という実績もあり、日本でも法人向け展開を始めたところ「予想以上に力強い手応え」(同)で伸び始めているという。

 前バージョンのトゥルーイメージサーバー6.0では直販を中心展開していたが、10か月で120本の販売だったのに対し、現バージョンの投入に際して何社か代理店を開拓してチャネル販売を開始したところ、「2か月で120本」の実績を上げた。「1年間を通してみれば1700本はいける」(同)めどがついたという。

 こうした実績を背景に、「年間4000-5000本の販売は早期に狙える」(同)と見ており、代理店開拓を本格化させている。

 直近のトピックスとしては、「ある大手ITソリューションメーカーから300本を一括受注」したケースがある。用途はウィンドウズNT4.0用の緊急対策だという。ウィンドウズNT4.0はまだ市場で相当台数が動いているが、新システム投資にはもう少し時間がかかりそうなので、緊急避難的なバックアップ対策としてトゥルーイメージが選ばれたという。