セキュリティ機器開発・販売の米アベンテイル(ワシントン州、エバン・キャプレンCEO)は、日本市場で中堅・中小企業(SMB)を対象に主力のSSL(セキュアソケットレイヤ)-VPN(仮想私設網)アプライアンスの販売を強化する。

 10月1日から12月末までの3か月間、小規模事業者向けSSL-VPNアプライアンス「EX-750」の5ユーザーモデルの価格を約半分に下げ、50万円以下で販売する。SMBをターゲットにしたセキュリティ市場で、IP-SECを用いたVPNアプライアンスからの買い替え需要を促すことが狙い。

 田中一成・セールスディレクターは、「SSL-VPNアプライアンスに興味を持ちながらも、価格が高いから購入を見送っているユーザーが多い」としており、価格メリットをアピールすることで拡販を図る考え。

 販売強化に向けては、販売パートナー支援施策として、初めて2次代理店向けの販売支援も直接手がけるようにする。これまで、2次代理店への販売支援や技術情報の提供は1次代理店を通して間接的に提供していた。今後は、1次代理店である三井物産セキュアディレクション(MBSD)とテクマトリックスの2社の傘下に位置する2次代理店10社に対し、製品情報や競合他社の情報、デモ環境の提供などをダイレクトに行う。1次代理店については、「増やすつもりはない」(田中セールスディレクター)としている。

 EX-750は、SSL暗号を使ったVPN装置で、高いセキュリティレベルを確保したうえで企業の拠点間などをネットワーク化できる。自宅や出張先などのパソコンから、企業や組織内部のサーバーへブラウザを通してアクセスが可能になる。同時利用ユーザー数が50人までの企業や部門向けの小規模事業者向けモデルで、上位機種には同1000人までの「EX-1500」シリーズがある。