開発ツールベンダーのマジックソフトウェア・ジャパン(中村秀興社長)の担当者は9月28日、東京都内で開催したイベント「SOAフォーラム2005 Autumn」で講演し、SOA(サービス指向アーキテクチャ)の概念を取り入れた同社のEAI/BPM製品「Magic jBOLTインテグレーションスイート」を利用して、中堅・中小企業で段階的にSOA環境を実現する方法などについて語った。同社は今後も、同製品を利用して段階的にシステムを統合し、短期間でSOA環境へ移行できることを継続的に訴える。

 同製品は、システム統合の際にプログラミングの必要がない「ノンコーディング」仕様で、企業内の主要アプリケーション間の接続が簡単にできる。このため、「企業のシステム進化に応じて、段階的にシステム統合できる」(植松正博・ビジネスイングレーション営業部ゼネラルマネージャー)のが特徴。

 植松ゼネラルマネージャーは、既存のアプリケーションをSAPの中堅・中小企業向けERP(統合基幹業務システム)「SAP Business One(SBO)」へ短期間で統合した国内外企業の事例などを複数挙げ、「できるところからシステム統合を進め、最終的にSOA環境を構築できた」と述べた。

 同製品は、「Magic jBOLTスタジオ」「Magic jBOLTインテグレーションサーバー」「Magic jBOLTフローモニタ」の3製品で構成。開発環境上で必要なビジネスオブジェクトとオペレーションを定義するだけでシステム統合が完了する「ノンコーディング」仕様であるのが特徴だ。陳鍾三・カスタマーサービス本部コンサルティング部BIプロダクト担当部長は、「既存システムでCSVファイルを出力すれば、この製品によって自動的に業務アプリケーションへ取り込むことができる」と、既存システムにあまり手を加えず利用できることをアピールしていた。

 同社は10月12、13の両日、東京・渋谷のソフトウェア・コンピテンシーセンターで、「今すぐ始める“システムオープン化戦略”最前線」と題し、企業とパートナー向けにセミナーを開催する。