F5ネットワークスジャパン(ティム・グッドウィン社長)は、WAN環境でのデータのやりとりをLAN環境並みに早めることができる「ワンジェット(WAN Jet)」を発売した。

 「米本社が9月に買収した米Swan Labs社が開発していた製品で、WANの最適化と圧縮技術によって10Mbpsの回線でも30─50Mbpsと同等のデータを流せる」(多賀俊雄・アクセラレーションソリューション・プロダクトマネージャ)ようになる。

 インターネットの基本プロトコルであるTCP/IPは様々な制約から、10Mbpsの回線を導入したとしても、実効値は70%以下に落ちる。今回の「ワンジェット」では、「トランスポート・データ・リダクションという技術によって、WAN回線を通過するトラフィックを削減するために様々な工夫を凝らした。また、サイト間はSSLでやりとりをするため、これも高速処理に貢献している」という。

 米国のユーザー事例では、データのバックアップに9日間かかっていた処理が、同システムの導入で1.5日で済むようになったという。

 同社は、96年の創業。日本には2000年に進出、BIG─IPというアプリケーショントラフィック管理製品ツールで成長している。

 「ここ数年は、年率60%以上の成長を続けている」(伊藤利昭・マーケティングマネージャ)という。「これまでのユーザーはインターネット活用を事業の根幹にしているところがメインだったが、今回の製品はもっと一般的な企業ユーザーにも最適の商品」(伊藤マネージャ)として、販売パートナーの拡大も図りながら成長に加速をつける。