トレンドマイクロ(エバ・チェン社長兼CEO)は、来年1月5日に発売する中小企業向けセキュリティソフトの新製品「TrendMicro ウイルスバスター ビジネスセキュリティ」の拡販施策として、9月から新たに設けた販売パートナー「トレンドマイクロ 登録パートナー」を、2006年末までに1000社に増やす。

 販売目標などは設定しないで、容易に参加できるパートナープログラムを設け、パートナーの拡大によって従業員100人以下の中小企業市場を切り拓く。

 新パートナー制度の認定基準は、トレンドが持つ他の販売パートナー制度とは異なり、販売目標の設定や専任担当者を設ける必要がない。認定企業は、製品の機能や技術情報をトレンドから直接入手でき、営業展開に役立てることが可能になる。中小企業市場のマーケティング戦略を立案する安元正和エンタープライズ営業統括本部ストラテジックマーケティンググループセグメントマーケティング課マネージャーは、この新パートナーを「06年末までに1000社まで増やす」計画だ。これまで、1次代理店以外のパートナーなどに対する情報提供体制が手薄だった課題を打開する。

 安元マネージャーは、同パートナープログラムで集まったITベンダーに「主軸商材として『ビジネスセキュリティ』を扱って欲しい」考えで、中小企業市場開拓において重要なチャネルに位置づけている。

 「ビジネスセキュリティ」は、社内のサーバーとパソコンの脆弱性診断、ウイルスの侵入防御、感染時の被害回復までをすべて自動で行うセキュリティソフト。各コンピュータのセキュリティステータスをウェブブラウザから一元管理することも可能。

 トレンドが行った調査によると、50人以下の企業でセキュリティ担当者を設置している企業が6.3%で、「完全自動化に対するニーズが強い」と判断し、管理者に負担をかけないための新機能を追加した。

 ITの知識やスキルを持たなくてもインストール可能で、「パートナーにとっては手離れの良い製品」という。

 価格は、パッケージ版25ユーザーで34万5000円、ライセンス版50ユーザーで65万円。発売後1年間の販売目標は15億円。