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ミロク情報サービス 内部統制で委員会を設置へ 顧客への支援ノウハウを蓄積
2005/11/28 12:44
週刊BCN 2005年11月28日vol.1115掲載
ミロク情報サービス(是枝周樹社長)は、来年度(2007年3月期)、内部統制の強化を目的に独立した委員会を設置する。社員と委員会を結ぶホットライン「スピークアップ制度」も導入する計画だ。コーポレートガバナンス(企業統治)向上のための内部統制強化の議論が金融庁などで進んでいることを受けて、同社では来年度末をめどに内部統制強化に対応する方針。販売管理システムの抜本的な見直し作業も行っている。率先して内部統制強化に対応することで、顧客企業にもいち早く支援できる体制をつくり、ビジネス拡大に結びつける考えだ。
内部統制強化に当たっては、これまで個々の営業拠点で個別に行ってきた販売管理を今年4月から事務センターに集中させ、販売業務と管理業務の役割を分けた。契約や発注の処理、代金請求や入金確認、回収業務を事務センターが集中して行うことで、営業拠点の作業負担が大幅に軽減した。
また、売り上げを伸ばそうとする意識が強い販売現場と、契約内容の適正さをチェックする事務センターの業務とが相互に牽制し合う仕組みをつくることで、万が一の不適正をいち早く発見できる体制をより強化した。
チェック機能の強化を進める一方で、社員のコンプライアンス意識やモラル向上を目的に、心身ケアを専門とする外部のカウンセラーに相談できる仕組みや、現場の社員が上層部に情報を直接報告できる「スピークアップ制度」を、この11月から順次導入した。スピークアップ制度は、来年度にも、内部統制強化を監視する独立した委員会に報告できる仕組みに変える。相互牽制の仕組みの導入で締め付けを強めるだけでなく、社員の心のケアや万が一の不適正を発見したとき、発見した社員を守る仕組みをつくることで内部統制を強化する考え。
内部統制は米国の企業改革法(サーベンス・オクスリー法=SOX法)の施行を受けて、国内でも金融庁を中心に強化する方向で作業が進んでいる。
同社では、顧客企業よりも早く内部統制に対応することで、内部統制の強化が必要な顧客向けの「支援能力を高める」(手島雅子執行役員営業本部副本部長)と同時に、自社の経験を生かしたコンサルティングサービスも行う。内部統制の強化は主に株式公開企業を対象としており、同社の顧客企業数約1万7000社のうち数百社が対象になるものと見られている。
内部統制の強化に伴い、社内のすべての業務情報を一元的に管理できる統合システムの需要が高まると予測されている。
内部統制も視野に入れて独自開発した最新のERP(統合基幹業務システム)「ガリレオプト」の拡販には、コーポレートガバナンスに関するコンサルティングも「欠かせない要素の1つ」(滝本訓夫常務執行役員経営管理本部長)として、一連の内部統制への迅速な対応がガリレオプトの拡販にもつながることが期待されている。ガリレオプトは発売後1年間で200本の販売を見込んでいる。
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