野村総合研究所(NRI)の情報システム子会社、NRIデータサービス(大野健社長)は、ITサービスマネージメント製品「センジュファミリー」のビジネスパートナーを拡充する。現在約30社のビジネスパートナーを3年後の2008年度(09年3月期)までに70社程度に増やす。NRIデータサービスはグループの体制強化の一環で来年4月1日、NRI本体に吸収合併されるが、センジュファミリーは「戦略商材」(渡辺浩之・千手サービス事業部部長)と位置づけ、合併後も継続して事業拡大を目指す。

 センジュファミリーは、顧客自ら情報システムの維持運営を行うときに役立つソフトウェアを製品化したもので、中核のシステム運用管理ツールの「エックスセンジュ」は過去約10年間で6000社あまりに納入した実績を持つ。情報システムの維持運営を外部に委託するアウトソーシングに対して、顧客自ら運営する形態を「インソーシング」と同社では定義。インソーシングビジネスに役立つ製品としてパートナー経由での販売を拡大させる。システムインテグレータ(SIer)やISV(独立系ソフトウェアベンダ)などと、販売や開発・製品連携などでパートナーシップを強化する。

 NRIデータサービスはもともとアウトソーシングビジネスを得意としており、これまでに蓄積してきたノウハウをセンジュファミリーに反映させた。自らの実績に基づく製品だけに「競争力は十分ある」と自信を持っており、来年4月のNRIとの合併後も戦略商材として拡販に力を入れる。ビジネスパートナーを通じた販売チャネルの拡大などの施策を打つことで、2008年度にはセンジュファミリー関連で今年度の約3倍に相当する100億円の売り上げを見込む。