インターネット上でのマーケティングを支援するアウンコンサルティング(信太明社長)は、検索エンジンなどと連動して広告を表示する「P4P広告(ペイ・フォー・パフォーマンス=検索連動型広告)」のインターネット広告全体に占める構成比率が、今後2年程度で倍増するとの見通しを示した。一方で、従来型のバナー広告の伸び率は鈍化すると予測しており、検索エンジンやブログ(日記形式のホームページ)などと連動した「最新のマーケティング手法をフルに活用する」(信太社長)ことで事業拡大を目指す。

 2004年(1-12月期)のインターネット広告の市場規模は約1800億円で、このうちP4P広告は約2割弱の約350億円を占めた。2007年には同市場規模が4200億円程度まで拡大すると見られており、P4P広告の構成比率は2004年に比べて約2倍の4割、金額にして約1680億円に拡大すると予測する。

 同社は検索エンジンやブログなどのコンテンツと連動して表示されるP4Pの技術を駆使したマーケティング支援で業績を伸ばしている。今年度(2006年5月期)の売上高は前年度比65%増の30億円を見込むなど、伸びが顕著なP4P広告事業の強化を進める方針だ。

 従来型のバナー広告の伸び率が鈍化するなか、ブログなどコンテンツの中身を分析して、コンテンツと連動した最適な広告を表示するP4P技術の強化や、検索エンジンに入力されるキーワードを分析して顧客企業のウェブページへ的確に誘導する技術を応用することで新規需要の開拓に力を入れる。

 検索エンジンの動きやコンテンツを分析するP4P広告は、同社の得意とするSEO(検索エンジン最適化)技術と共通する部分も多いことから、P4PとSEOを組み合わせて相乗効果を高め、他社との差別化を図る。

 11月9日に東京証券取引所マザーズに上場を果たし、約7億円を調達。その資金は、情報システムなどへの投資に加えて、インターネットマーケティングのスペシャリストを養成する教育費や人件費などにも活用していく予定。