【ソウル発】三星電子の研究開発(R&D)投資規模が世界17位を記録した。2005年12月11日経営戦略コンサルティングのブーズ・アレン・アンド・ハミルトンが04年度全世界各企業のR&D投資金額を基準に作成した「グローバルイノベーション1000」リストによると、三星電子は43億2000万ドルで、全世界主要企業1000社中17位となった。

 1位は77億7900万ドルを投資したマイクロソフト、2位はファイザー(76億8400万ドル)、3位フォード(74億ドル)、4位ダイムラークライスラー(70億3200万ドル)、5位トヨタ(70億2500万ドル)、6位ゼネラルモータース(65億ドル)の順だった。その他日本企業は松下電器産業が57億2600万ドル、ソニーが46億7000万で上位に入った。

 これら1000社の04年のR&D全投資規模は3840億ドルに達し、99年以後は年間6.5%ずつ増加し続けている。上位100社の投資金額が全投資金額の半分を上回る64%を占め、上位20社の合計は全金額の28%に達した。1000社の収益対R&D投資は平均4.2%だった。

 ブーズ・アレン・アンド・ハミルトンは企業のR&D投資は金額より投資の効率性が重要であるとし、効率を高める投資技法が必要だと指摘した。また三星電子は革新を続け業界のリーダーに浮上、デザインが重要な差別化ポイントという点を認識し、デザイナーとエンジニアが協力して消費者が求める商品を提供していると解説した。

 同社は自社のR&Dだけでなく、情報通信分野のパートナーのR&Dにも積極的だ。パートナーの部品競争力を高めるためのR&Dおよび納品代金現金支給の名目で215億ウォンを支援する方針だ。すでに08年までに、パートナー会社のサポートと育成のために1兆ウォンを支援すると明らかにしている。

 三星電子は「パートナーとの協力関係なくして超一流企業にはなれない。三星の携帯電話がここまで成長できたのもパートナーのおかげ。これからパートナーの経営者と役員のための経営支援を増やす計画」と話している。

 三星電子は生産性・品質改善のためパートナー会社11社に専門家で構成されたコンサルタントを派遣・サポートしている。またパートナー社向けの支援センターを開設し、企業現況把握とともに支援事項を探してきた。
趙章恩(チョウ・チャンウン=ITジャーナリスト)