エントラストジャパン(ハウス・ダウナー社長)は、ゲートウェイ設置型のEメール暗号化アプライアンス「Entrust Entelligence Messaging Server 8.0(EMS 8.0)」を発売した。

 クライアントコンピュータでEメールを暗号化する製品はこれまでも販売していたが、ゲートウェイで暗号化する製品を日本市場に投入するのは今回が初めて。また、アプライアンスを開発したのも同製品が初めてとなる。

 電子証明書発行システムやシングルサインオンソフトなどに強みを持っている同社では、これを機にEメールのセキュリティソリューションを本格的に強化し、新たな事業の柱へと成長させたい考えだ。

 EMS 8.0は、各クライアントから送受信されるメールを、ゲートウェイでチェックし、メールの内容を自動的に暗号・複合化するアプライアンス。クライアント利用者は、暗号・複合化のために何も操作する必要がない。

 別途用意する「Entelligence Compliance Server 7.4」と組み合わせれば、事前に定めたセキュリティポリシーに従い、暗号化するメールと暗号化しないメールを自動的に区別できる。また、ポリシーに従い、送信自体をゲートウェイで不可能に設定することも可能。例えば、「機密情報」という単語が入っているメールは暗号化し、「社外秘」と書かれているメールは送信不可能にするといった操作がポリシーを設定すれば自動的に行える。価格はそれぞれ840万円。

 ダウナー社長は、「クライアントコンピュータでの対策では、各利用者に暗号化を任せるため、面倒で暗号化しないケースがある。そのため、ゲートウェイ型でしかも手間のかからないアプライアンスでの提供とした」と説明。「ゲートウェイでのEメールセキュリティソリューションは今後爆発的に伸びる」と意欲を示している。