【ソウル発】三星電子が年間携帯電話出荷台数「1億台時代」を切り開いた。2005年12月14日、韓国慶尚北道龜尾市の事業場にある携帯電話生産ラインで1億台目の製品を出荷したと明らかにした。携帯電話事業を始めてから18年ぶりのことで、韓国の携帯電話事業としては初めて。

 注目の1億台目として出荷された製品は「Blueblack phone2(D600)」で、三星電子側はこの製品を永久保存する計画だ。このモデルは「Blueblack phone(D500)」の後続モデルとして去年10月世界市場に向けて発売されてから2か月で200万台を販売したヒット製品だ。同社は96年、年間出荷量100万台を達成したのに続き、99年には1000万台、03年には5000万台を突破し、10年で100倍もの成長を達成したことになる。

 関係者は、「携帯電話事業では後発だったが、競合会社とは差別化したプレミアム戦略が的中した。毎年超高速成長を繰り返し世界でもトップクラスの携帯電話メーカーに跳躍できた」と述べた。

 年間1億台出荷というのは、1日に約30万台、1秒に3台以上生産しないと達成できない大記録である。1億台の携帯電話を積み上げるとエベレストの226倍の高さであり、一列で列べるとソウルと釜山を25回往復できてるほどの長さになる。

 三星電子は折りたたみ式、スライド式、横型など革新的なデザインを適用した製品を出荷し、世界初の800万画素カメラ付き携帯、世界初の衛星DMB(衛星モバイル放送)携帯など最先端の携帯端末の開発をリードしてきた。

 一方、韓国の携帯電話生産台数は00年6700万台から02年1億1000万台、03年1億3600万台、04年には1億8300万台を生産し、世界の携帯電話生産台数の27%を占める。

 三星電子情報通信総括の李基泰(イ・ギテ)社長は、「三星携帯電話の年1億台時代への進入は韓国携帯電話産業の快挙であると同時に、韓国が世界携帯電話産業の重要なポジションについた証拠である」と語っている。
鄭載学(ジョン・ジェハク=BCNソウル特約記者)