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富士通、三越、電子タグで リアルタイムの在庫管理を検証

2006/01/23 12:50

週刊BCN 2006年01月23日vol.1122掲載

 三越(石塚邦雄社長)と富士通(黒川博昭社長)は、電子タグを活用した未来型の店舗サービスの可能性を検証する。1月31日から2月13日まで、三越銀座店(東京都中央区)2階のインポートカジュアルを扱うセレクトショップ「ニューヨークランウェイ」で、経済産業省の2005年度電子タグ実証実験「日本版フューチャーストア(未来型店舗サービス実現のための電子タグ実証実験)プロジェクト」を行う。

 実証実験終了後、三越は、今年4月をめどに銀座店内の「ニューヨークランウェイ」に電子タグを利用したリアルタイムの在庫管理システム導入を目指す。

 実証実験は、プレミアムジーンズ約5000着に電子タグを取り付けて、店舗、倉庫での在庫管理を行い、顧客サービスと業務改善効果を検証する。

 ジーンズの陳列棚に、電子タグを読み取るリーダーを設置し、在庫管理を常時行うとともに、顧客には電子ペーパーを利用して在庫情報を表示。販売機会損失の削減、顧客満足度の向上、販売員の利便性向上について検証する。
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