【ソウル発】韓国の主要ポータルサイトは今年、検索サービス分野で熾烈な競争を繰り広げる見込みだ。ポータルサイトのほとんどが検索サービス強化を主要経営目標とし、特色のある機能を持った検索サービスが続々と登場している。最も代表的なのは動画検索サービスだ。インターネット利用者がテキストやイメージ中心の情報を飛び越え、動画コンテンツに対する関心をみせているからだ。

 昨年ポータルサイトのEmpas.comが初めて動画検索サービスをスタートして以来、Dreamwiz、Naver、Daum、Yahoo!Koreaなども相次いで動画検索サービスを始めた。検索できる主な動画コンテンツはTV番組、映画、格闘技、ニュースなどで、欲しい動画がどこのサイトでサービスされているのかも検索できる。

 動画コンテンツを提供する企業はまだ少なくDBも多様ではないため、ポータルサイト別に提供している動画コンテンツの差別点がないのが問題だ。

 このため各ポータルサイトでは利用者自らが作ったコンテンツ確保に力を注いでいる。Empas.comはブログに利用者が直接動画をアップロードできる機能を追加し、Yahoo!Koreaもアップロードツールサービスから毎月5000あまりの新規動画がアップロードされているという。早いうちに動画を簡単編集できるツールまで提供しようという計画だ。

 異色な検索サービスも続々と登場している。Naverはストリート地域検索サービス「フォトストリート」を新しく始めた。街中で撮った写真をリアルタイムに見せてくれるサービスだ。流動人口が多いソウル市内11か所の街並みを5メートル間隔で詳細に撮影して提供している。利用者は該当地域の姿を店の看板まで詳しく写真で確認できる。

 また利用者が店の名前を入力すると該当店舗の写真と他の利用者の口コミをすぐ検索でき、店の位置も地図に表示されるので迷うことなく探せて便利であるとNaverは説明している。

 現在、情報が提供されている地域は鐘路・明洞・清渓川・江南駅・鴨鴎亭洞・大学路・仁寺洞・新村・梨花女子大前・弘益大学前・三清洞などの若者が集まる繁華街スポットで、Naverは今年3月までサービス地域を釜山を含む全国に拡大し、テーマパーク、観光地情報なども提供する方針だ。

 一方で、検索サービスの熾烈な競争により思わぬ問題点も露呈している。個人の私生活が無差別に露出されたり、無謀な検索サービスまでも登場したことがあった。中堅ポータルサイトであるParan.comは最近「スラング」検索サービスを始めたが、世論の非難を受けて中止に追い込まれてしまった。
鄭載学(ジョン・ジェハク=BCNソウル特約記者)