NEC(金杉明信社長)は、ft(無停止型)サーバーの拡販を本格化させる。

 新製品4モデルを1月下旬に投入したのを機に、約30人で構成するftサーバーの拡販専門部隊を、同社のクライアント・サーバ推進本部内に設置。プロモーション、営業支援を加速させる。

 また、ftサーバーに精通する販売店やSIerを増やすため、ftサーバーを用いたシステム構築スキルを認定する「ftサーバー技術認定制度」の内容を強化し、認定企業数を現在の30社から06年度(07年3月期)内に200社まで増やす計画だ。

 一連の強化施策により、05年度に見込む約1600台の販売台数を、08年度にはワールドワイドで1万1000台まで引き上げる。

 IAサーバーによるシステムもミッションクリティカル分野で利用されることが多くなっている。システムダウンによる業務停止のリスクを軽減できるftサーバーの需要が強まると判断。販売体制を整え、一気に拡販を図る。

 1月下旬に投入した製品は、自社開発のサーバー二重化制御用LSI「ジェミニエンジン」を開発したことにより、汎用チップセットとft制御LSIを1つのチップに集約。これにより、LSI内部で同期および比較制御が図れるほか、複数世代のCPUにも対応可能となった。価格は同じ性能を持つ従来製品に比べ、約30%抑えて、138万円から。

 ftサーバーは、CPUやメモリなど主要ハードウェアを二重化し、同期しながら動作させることで、万一のハードウェア故障時でもシステムダウンを回避することが可能なサーバー。

 NECは01年11月から米ストラタステクノロジーズと提携し、ftサーバー開発体制を強化している。